勤務

語学力だけではない。学んだのは、自ら行動し、伝えていくコミュニケーション。

  • ●留学 : 長期留学/イギリス

※掲載内容は2017年3月現在の情報です。

お客さまの安全を守るため乗務員間の意思疎通が何より重要。

私が乗務する国際線では、外国人乗務員と仕事をする機会が多くあります。お互い育った環境や考え方が違うので、どんな小さなことでも確認をしています。例えば「〇〇はOKです」というとき、何がどこまでOKなのか。具体的に言葉にして伝えます。食事を提供する際も、アレルギーをお持ちのお客さまもいらっしゃるので、安心・安全を確保するために確認が重要です。また、外国人のお客さまも多くご利用くださいます。はっきりと意思表示をされる方、目が合ってもうつむいてしまう方とさまざま。私たちが積極的に動くことで何かお客さまの役に立てないか、と常に考えるようにしています。先日のホノルル線では、ハワイで挙式されるお二人のデザートに飾り付けをしてカードを添えてお出ししたところ、とても喜んでくださいました。小さな心遣いでも「ありがとう」と言ってくださる瞬間が一番の喜びです。

たとえ間違っても発言しないよりはいい。日本での「当たり前」を抜け出した長期留学。

名古屋外大では、主に英語や国際教養、ホスピタリティ科目に力を入れて勉強をしました。海外の厳しい環境で自分を試したいと思い、2年次にイギリスのオックスフォードブルックス大学へ長期留学。各国の留学生が集まるインターナショナルクラスでUniversity Englishを専攻しました。現地でまず驚いたのはクラスの雰囲気です。授業中に質問したり、自分の意見を言ったりするのは当たり前。文法が間違っていても発言しないよりはよっぽどいい、というのがここでの「常識」です。Lectureの授業では、死生観にかかわるテーマで議論をしたことがありました。宗教の違いもあり、正解はありません。オンリーワンの正解を求めるのではなく、互いの価値観を理解し、そのうえで議論を深めあう過程が重要なのだと気づきました。「自分の“当たり前”は、他人にとって“当たり前”とは限らない」。多様性を理解し、柔軟な思考を得られたことが留学の大きな収穫でした。

おもてなしは「人」対「人」。寄り添ったサービスを提供したい。

多様性の理解と柔軟な発想は、現在の仕事でも大いに役立っています。たとえ同じ目的地でも、お客さまや乗務員はそれぞれに個性を持った「人」。同じフライトというものは存在しません。常に臨機応変な対応が求められるのです。食後のデザートとコーヒーを出す順番、毛布をお渡しするタイミング、ときには旅先の思い出話のお相手になったりと、お客さまが求めるサービスに合わせて私たちの行動も変わってきます。学生時代の4年間で身につけた柔軟性や行動力、コミュニケーション能力が、人生を支える力になるのだと改めて実感しました。最近では、英語を使った業務に自信が持てるようになりました。もっとお客さまに寄り添ったサービスを提供できるよう、今後は中国語での対応やサービス介助士の資格にも挑戦していきたいと思います。また、先輩の仕事ぶりに学びながら、ファーストクラスも対応できる乗務員へのステップアップもめざしていきます。