EDUCATION
外国語学部フランス語学科

フランス語学科の特色
フランス人教員比率の高い環境でフランス語と英語を同時に磨き、
文化とビジネスの両軸で国際的キャリアを築ける人材を育成する。
フランス語学科
で身につける
語学力×専門性
+
英語
文化・社会・
ビジネス
国連の作業言語である「フランス語」を専攻言語とするこの学科では、全国屈指のフランス人教員比率の高さを誇る環境を整えており、初めてフランス語を学ぶ学生でも段階的かつ着実に習得することができます。
フランスはEUの文化・ビジネスの中心的存在であるため、フランス語力と英語力を磨き、フランス語圏の文学や芸術、文化、社会、ビジネスに関する学びや専門性を深めることで、国際的に活躍するチャンスが広がります。
こんな方にオススメ!
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YOUR INTEREST
- 英語もフランス語も
学びたい。 - フランス語圏の文化や芸術について
学びたい。 - EUの仕組みや歴史、経済を理解して、
幅広い視野を身につけたい。




フランス語学科の 特長的な学びのプログラム
「語学力」
を磨くプログラム
全学部共通の「英語基幹プログラム」や「複言語プログラム」、
フランス語学科独自の「専攻言語プログラム」で語学力を徹底的に強化します。
少人数教育を中心とした全学部共通の 外国語教育プログラム
-
英語基幹プログラム
少人数授業により、基盤となる英語力を身につけます。
-
複言語プログラム
12言語から自由に選んで学び、複数言語の使い手をめざします。
- フランス語学科生は英語が必須です。
教育プログラム
少人数授業で、初習者からでも
着実にフランス語力を磨ける
専攻言語プログラム
フランス語は、ほとんどの学生が大学で初めて触れる言語です。そのため、1年次は日本人教員とフランス人教員が連携し、長年のフランス語教育のノウハウが詰まった名古屋外大オリジナルの教科書を使用して、語彙や文法といった基礎から着実に身につけていきます。
少人数授業で集中的に語学力を高める PUT 〈フランス語〉


会話力を向上させる「PUT〈フランス語〉」
さまざまなシチュエーションを想定しながら、ファッションや芸術、食文化などをテーマに実践的な会話を展開。ネイティブ教員の生きたフランス語を通じて、フランス語力の向上とともに多様な視点や考え方に触れていきます。
フランス語での発信力を向上させる
「アドバンストPUT〈フランス語〉」
時事問題に関するテーマについて「読解」「意見交換」を通じて、語彙力を鍛えながら、フランス語で「話す」だけでなく、情報伝達、発表、議論ができる高度な発信力を身につけます。
「専門性」
を磨くプログラム
フランス語やフランスの文化・社会・ビジネスを2つの「系」の科目を通して多角的に学びます。
そのうえで、「専門ゼミナール」での専門研究や、4年間の集大成となる卒業研究や卒業論文を通して専門性を磨きます。
フランス語やフランス語圏の
文化・社会を理解する
2つの「系」の学び
自分の興味・関心の方向性をもとに自分の志向に合わせて系を選択し、専門分野の学びを深めていきます。選択した系以外の科目も履修可能です。野を深めていきます。選択した系以外の科目も履修可能です。
-
01
フランス語の構造や歴史、
英語との比較や文学、思想、芸術を学ぶフランス語・フランス文化系
フランス語の背景にある文化や歴史も含め、フランスの大陸的な思想や明晰なものの言い方などを体系的に学びます。フランス語の構造や英語との比較など学術的な学びに加え、世界に影響を与え続けているフランスの文学、思想、芸術や、フランス人の考え方、抽象的な思考についても学び、円滑なコミュニケーションを図るための知識を身につけます。
特徴的な科目

専任教員の半数がフランス語ネイティブ
専任教員はネイティブ教員の比率が高く、実践的なフランス語を身につけるための環境が整っています。少人数のきめ細かな教育体制をとっているため、学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気のもとで学びを深められることもフランス語学科の特長です。

オリジナルの教科書を使用
1年次に使用する教科書はフランス人と日本人教員が連携して編集・制作したフランス語学科オリジナルの教科書で、フランス語の基礎となる約1,500の語彙を網羅しています。さまざまな語彙や文法に繰り返し触れ、フランス語力を定着させることができます。

フランス語をキャリアに活かす特別講義・セミナー
フランス系企業に勤務している方を講義に招き、キャリアについての講義やセミナーを実施しています。学生たちの「フランス語を活かし、フランス語圏を舞台に働く」というイメージを具体的なものにしていきます。


専門ゼミナール
学生は、専門ゼミナール(通称:ゼミ)に所属し、興味・関心を持ったテーマを取り上げて専門研究に取り組みます。さらに、学びの集大成として4年次に「卒業研究・卒業論文」をまとめます。
専門研究(テーマの一例)
- 食文化研究を通してフランスを知る
- 19世紀から20世紀初頭までの画家たち
- 映画史
- フランスの女性像
- 言語と社会
- 日仏交流にみる「ことば」
- フランス語教育を考える
- フランス流ビジネス
- 日仏社会比較研究
- フランス文学
卒業論文(タイトルの一例)
- フランスの哲学教育と対話型哲学教育から見る批判的思考の育み方
- フランスの移民と現在への影響
- 中国の高等教育機関におけるフランス語教育─仏中関係からの考察
OTHER PROGRAMS
その他の特長的な
プログラム・取り組み


フランスウィークス
作家やアーティストによるワークショップや、フランス系企業で働く方による現地のビジネスシーンについての講演など、フランスの多彩な文化を体験するイベントを数週間に渡って実施しています。

国内の観光事業をフランス人の視点でとらえる「鳥羽研修」
フランス語学科主催の研修旅行を実施しており、2024年度は三重県鳥羽市で行いました。鳥羽市観光商工課に勤務するフランス人の国際交流員による観光事業についての講演や、現役の海女さんとの交流、海岸で漂着物の収集活動を行いました。


フランス人と交流する国内での短期留学体験
アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会※の協力のもと、愛知県内在住のフランス人ネイティブ講師がフランス語のみで教授する国内での短期留学を実施します。これまでに習得したフランス語を実践する場を提供するだけでなく、日本にいながらフランスの生活習慣や文化を肌で感じる貴重な機会となっています。
- フランス政府、アリアンス・フランセーズ財団、並びに在日フランス大使館の支援により、フランス語とフランス文化を東海地方に広めることで、人々の日本とフランスの相互理解を深めることを使命に活動している非営利団体です。


短期留学(海外研修)
※希望者対象春季休暇を利用して、フランスの大学での語学研修や、フランス国内の美術館や遺跡へのエクスカーションを実施します。約1ヵ月間、フランスでの生活を経験し、その後の長期留学などに役立つ異文化理解力やフランス語力を身につけます。
短期留学先
- アンジェ西部カトリック大学(フランス)
- 留学先大学は変更となる場合があります。
(長期留学・中期留学)
はこちら
学生の声

フランスの文化や地域特性を理解し、ビジネスにつなげるために多角的な視点で知識を吸収しています!
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Q1 現在取り組んでいる研究テーマや活動は?
フランス国内の観光産業に興味を持っており、地域ごとの魅力や取り組みについて学びを深めています。ゼミナールでは、日本とフランスの歴史的交流に関する研究を進め、両国のつながりを学びました。現在はフランス人宣教師が日本で初めて開いたフランス語教室や、日本でフランス料理の普及に貢献した料理人についての調査と研究を進めています。
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Q2 学びを通して、成長できたことは?
言語だけでなく、フランス文化への興味が深まったことです。観光ビジネスの授業では実際にパッケージ旅行の企画をしたことで、フランスの文化や地域特性を理解しながらビジネスをするための実践的な知識とスキルを身につけることができました。卒業後はフランス語力を活かした仕事に就けるよう、学びを深めていきたいです。
※2025年2月取材
教員の声

フランスの言語と文化・社会を幅広く学び、欧州をはじめ世界で活躍できる人材を育成しています!
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Q1 学科・専攻の魅力を教えてください!
フランス語学科にはフランス語ネイティブの教員が多く在籍しており、少人数のアットホームな環境で生きたフランス語を身につけることができます。言葉を通じて見出すことのできる歴史や文化、社会的な側面も学べる授業を展開しており、フランス語を使って欧州をはじめ世界を舞台としてビジネスで活躍できる人材育成にも力を入れています。
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Q2 学生たちに期待していることは?
言語を学ぶことは、自分の世界を広げ、新たな問いを見つけることにつながります。学びを通じて探究心を育み、努力を継続する力を身につけてほしいです。ここで得た知識と経験は、外国語教育やさまざまな分野での活躍に結びつくでしょう。卒業後に社会で活躍する学生を見るたびに、大きな喜びを感じています。
※2025年2月取材
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教育目標
充実したフランス語教育を基盤に、「フランス語・フランス文化」、「フランスビジネス」の各系において専門教育を展開することにより、高度なフランス語力と豊かな国際感覚および教養を持ち合わせ、国際社会で生きていくことのできる人材の養成を目的とする。
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定員
50名
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取得できる資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状「フランス語」
- 中学校・高等学校教諭一種免許状「英語」
- 小学校教諭二種免許状
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主な就職先実績
ヤマハ発動機、アイリスオーヤマ、ヨネックス、アイホン、東陽、日本通運、日本トランスシティ、MDロジス、良品計画、三菱UFJ銀行、あいち銀行、大垣共立銀行、住友生命保険、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ソラシドエア、ドリームスカイ名古屋、ANAウイングス、ANA中部空港、JALスカイ、スイスポートジャパン、JTB、リゾートトラスト、ジェイアール東海ホテルズ、ジェイアール東海ツアーズ、日本郵便、LEGOLAND Japan、和歌山県教育委員会 など
※過去5年間の就職先(2020年3月~2024年3月卒業生実績)
「フランス文学」
日本語訳を参考にしながらフランスの短編・中編小説を読み、作品の批評や分析を通して、フランス文学への理解を深めるとともに、フランス語の読解力を身につけます。授業は、事前に課題作品を読んで読書ノートを作成し、それをもとに議論に参加する「読書会」形式で進行します。
「フランス語圏比較文化」
フランスと歴史的に深い関わりのある地域を中心に、それぞれの国がフランス語圏となるまでの歴史や文学、芸術などの作品といった世界各地の多様なフランス文化について学びます。欧米だけでなくマリ共和国やセネガル共和国などのアフリカ諸国も含め、さまざまなフランス語圏の文化を比較することで、従来と異なる観点からフランス語を捉え、現代社会のよりよい理解へとつなげます。
「フランス語圏観光ビジネス」
フランス語圏の観光における経済資源や、さまざまな地域の観光資源について学びます。対象地域の旅行ガイドやプロモーションビデオなどを活用し、観光客の動向や経済状況を調査します。その後、対象地域の観光ビジネスを分析、評価し、問題解決とさらなる発展を促す方法について議論(または意見交換)をした上で、プレゼンテーションを行います。
「フランス語圏・英語圏比較ビジネス研究」
フランス語圏と英語圏の歴史的・文化的側面についてしっかりと学んだうえで、それぞれのビジネス環境を比較分析します。例えば、世界銀行が行う約190の国・地域を対象にビジネス環境を評価した「Doing Business」を指標とする方法を学び、アフリカ諸国も含めたフランス語圏と英語圏の事業設立や雇用制度、失業などについて具体例をあげながら比較し、ビジネス分野における現状を理解します。