EDUCATION
現代国際学部国際教養学科
国際教養学科の特色
「人間・情報・世界」の3つのベクトルからなる“国際教養”を磨き
自ら考え、自ら行動する、キャリア志向を持つ人材を育成する。
国際教養学科で
身につける
語学力×専門性
理論と実践の循環を重視した科目編成で、人と人との関わり方、情報を正しく収集・分析・発信する力、国家・地域の構造を学び、4年間で国際感覚を養います。高度な英語運用能力の習得を基盤に、国際協力機関や報道機関、航空業界などで実務経験を持つ多彩な教員陣による講義を通して、現場に即した専門知識とスキルを身につけ、自ら考え、自ら行動するキャリア志向を持つ人材を育成します。
こんな方にオススメ!
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YOUR INTEREST
- SDGsや人と人との関係、
ホスピタリティに
ついて学術的に学び、実践したい。 - 膨大な情報の中から正しいものを
収集・分析して、
発信する力を身につけたい。 - 国家・地域、社会のあり方について理解し、
国際感覚を養いたい。




国際教養学科の 特長的な学びのプログラム
「語学力」
を磨くプログラム
全学部共通の「英語基幹プログラム」や「複言語プログラム」、
国際教養学科独自の「専攻言語プログラム」で語学力を徹底的に強化します。
少人数教育を中心とした全学部共通の 外国語教育プログラム
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英語基幹プログラム
少人数授業により、基盤となる英語力を身につけます。
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複言語プログラム
12言語から自由に選んで学び、複数言語の使い手をめざします。
教育プログラム
英語力の強化を図る 専攻言語プログラム
アカデミックな文章を英語で読み書きし、英語でプレゼンテーションする力を身につけ、
専門分野を英語で学び、自らの考えを英語で発信することのできる基盤を築きます。


「読む・書く」を重点的に学ぶBasic English
読み書きに重点をおいた科目を通して、英語力の基礎づくりを行います。外国人教員による授業を通して、オーラルコミュニケーションの力も高めます。
英語運用能力を継続して高めるStep-Up English
英語の「聞く・話す・読む・書く」という4技能を継続して向上させるための科目を設置。外国人教員による英語教育を軸に、専門分野に対応できる英語力を身につけます。
3つの系の専門科目を
英語とリンクさせて学ぶ
Liberal Arts and Global
Studies in English


専門性を磨く「リクリエーション系」「リテラシー系」「ガバナンス系」の専門科目を英語で学ぶ講義です。英語の文献を用いて専門的なコンテンツを読み解く科目と、英語力を基盤として専門知識を身につける英語開講の科目で構成され、キャリアにつながる実践的な英語力と国際社会に関する知識を養います。
「専門性」
を磨くプログラム
人間・情報・世界に関する知識と教養を3つの「系」の科目を通して多角的に学びます。
そのうえで「セミナープログラム」での専門研究を通して専門性を磨きます。
キャリアを見据えた
国際教養の知識を身につける
3つの「系」の学び
自分の興味・関心の方向性をもとに自分の志向に合わせて系を選択し、専門分野の学びを深めていきます。選択した系以外の科目も履修可能です。
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01
他者を理解し、自己を再構築する
リクリエーション系
人と人との関係を、「自己と他者」といった基本的な問題をはじめ、ビジネス・おもてなし・ツーリズムなどさまざまな側面から学びます。ホスピタリティ産業に従事するうえで必要となる知識や、航空業界の就職に向けた知識も習得することができます。
特徴的な科目
- ツーリズム論PICK UP
- おもてなしの科学
- 自己再構築論
- エアライン概論
- ホスピタリティ特別演習など
-
02
情報を収集・分析・発信する力を養う
リテラシー系
世界情勢を独自の視点で思考し、情報社会を生き抜くための鋭い洞察力や分析力、情報発信力を身につけます。Society5.0の時代を深掘りする科目や、ニューメディア・サイバー空間に関する科目、発信力を高める文章術を学ぶ科目も用意しています。
特徴的な科目
- メディア論
- AIとの共生社会
- リテラシー演習A(ジャーナリズム:伝える力と術)
- リテラシー演習C(ユーチューブ・スキルズ)
- 表象文化論PICK UPなど
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03
国家・地域の構造を学び国際感覚を磨く
ガバナンス系
世界を変えるためには、変えるべき対象である世界を構成している国家・地域、社会の構造を把握する必要があります。それらを把握するための講義科目と演習科目で、理論と実践を組み合わせて学びを深め具体的な行動の必要性を考えます。
特徴的な科目
- 国際関係論
- ガバナンスと地球市民PICK UP
- ガバナンス演習C(ダイバーシティ&インクルージョン)
- ガバナンス演習D(持続可能な開発)など


ダイバーシティ&インクルー
ジョン(D&I)
リーダーシッププログラム
性別、貧富、人種、国籍、宗教などの違いを尊重し、社会に取り込んでいくD&Iを実社会で牽引していくためのリーダーシップを身につけます。企業でD&Iを推進しているプロフェッショナルを講師として招き、ワークショップ形式で実践的に学ぶことができます。
- 専門科目「社会包摂論」「ガバナンス演習C(ダイバーシティ&インクルージョン)」の授業を履修することで、本プログラムに参加することができます。


航空業界への就職に向けた学び
リクリエーション系科目として「エアライン概論」「航空ビジネス論」「エアライン・サービスフロント研究」などを設置。航空業界で実務経験のある教員が2名在籍しており、専門ゼミナールや、エアライン・インターンシップなど、航空業界への就職に向けた学びが充実しています。


世界の国・地域を深く理解するための
地域研究エリアスタディーズ基盤
現代の国際社会を網羅的に知り、理解するために、「日本」「アジア・オセアニア」「中東・アフリカ」「ヨーロッパ」「アメリカ」の5つの地域について学びます。各地域の文化、歴史、社会、政治経済と言語をかけ合わせて学ぶことで、世界を理解するための知識に深みと厚みをもたらします。


ひとりの指導教員のもとで
2年次から始まる専門研究
セミナープログラム
1年次に少人数クラスで展開される「Academic SkillsⅠ・Ⅱ」でアカデミックな学びの基礎を身につけます。そのうえで希望する指導教員のゼミナール科目を選択し、専門分野に関する研究を深めます。調査・分析・表現のすべてを着実にこなし、「ハードに学んでこそ、世界で行動する(Act)人になれる」という、学科の理念を体現した教育プログラムです。
専門研究(テーマの一例)
- 外国にルーツをもつ子どものアイデンティティ形成
- 広告のなかに描かれたジェンダー
- アニメ聖地巡礼によるまちおこし
- 地域に寄り添った「持続可能な開発」とは
- ヨーロッパにおける排外主義
- ホスピタリティ産業における女性の働き方
国際教養学科の
カリキュラム表・
シラバス(講義要項)を見る
※掲載している科目の名称は変更となる場合があります。
OTHER PROGRAMS
その他の特長的な
プログラム・取り組み


短期留学(海外実習・海外研修)
※希望者対象海外実習(課題解決型「グ
ローバルオンサイトプログラム」)
英語をツールとして専門的に学ぶことを目的とし、課題解決型のプログラムに取り組む海外実習です。授業で学んだ知識をもとに、まずは観察と情報収集を行い、問題や課題を発見・分析し、解決の糸口を考えるという一連の作業に取り組みます。
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PROJECT 01 街並み保全プロジェクト
サッサリ大学/イタリア
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PROJECT 02 国際ボランティア
アジア工科大学院/タイ
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PROJECT 03 新時代のエアライン人材をめざす海外エアライン研修
マレーシア、
オーストラリア
海外研修
異文化理解をめざすための、語学研修やプログラムでの活動を実施します。語学力の向上だけでなく、海外での生活やホームステイを通して現地の人々の考え方や感じ方を体験しながら、異文化理解を深めます。
短期留学先
- ワイカト大学(ニュージーランド)
- 留学先大学は変更となる場合があります。
(長期留学・中期留学)
はこちら
「ツーリズム論」
現代社会においてなくてはならない活動となった「観光」という現象を一から考え、その誕生から現在に至るまでの歴史について解説します。また、「観光」が社会的に作り出された現象であることを理解し、観光の目的や方法がどのように変化していったか理解を深めます。
「表象文化論」
自分なりの考えを見出しながらさまざまな映画を視聴し、「見る」という行為に対する理解を深めます。「見ているつもりでも実は見ていなかった」「見ていないつもりでも実は見てしまっていた」など、無意識的な問題に関して考察し、自文化だけでなく異文化を批判的に捉える姿勢を身につけます。
「ガバナンスと地球市民」
国際社会のガバナンスを支える理念・制度について概観した上で、国際開発や国際秩序、グローバル経済、広域的な環境保全といった具体的な事例を取り上げて解説します。授業を通じて、自ら国際問題に関する情報を収集する習慣をつけるとともに、多様な事例への理解を深めることをめざします。
街並み保全プロジェクト(サッサリ大学/イタリア)
イタリアは世界屈指の文化遺産の宝庫ですが、それらの貴重な文化遺産や美しい街並みが、経年劣化や自然災害などによって危険な状況に置かれています。イタリア屈指の建築系、都市計画系の学部を持つサッサリ大学などと連携し、ヨーロッパ各地の大学や研究機関と合同で実施するこの研修では、ヨーロッパ域内から集まった大学生や大学院生とともに、街並み保全に関する講義とプロジェクト形式の課題に取り組みます。
国際ボランティア(アジア工科大学院/タイ)
2週間のうちの前半1週間は、タイの首都バンコクにて国際機関、国際協力機構(JICA)、国際・地元NGOを訪問して、現場視察を含めて彼らの取り組みについて学びます。また、受け入れ先であるアジア工科大学院において、開発学を専攻する大学院生とともに講義を受講。後半の1週間は、地方(チェンマイまたはチェンライ)に移動し、国際・地元NGOのボランティアとして、実際に課題解決のための活動に携わります。
新時代のエアライン人材をめざす海外エアライン研修(マレーシア、オーストラリア)
夏期や春期の長期休暇中に、専門科目のひとつとして国内外の航空会社と連携したエアライン実習を行っています。この実習では、客室乗務員やグランドスタッフに必要なホスピタリティはもちろん、保安要員としての訓練等、航空業界に関して実践的に学びます。国際教養学科専任のエアライン系教員が引率するため、本学科生はよりきめ細かな指導とサポートを受けることが可能です(本実習は他学科生も開放科目として履修可能)。また、サービスエンカウンターだけでなく、「おもてなし」を超えたSociety 5.0時代のエアライン業界人の育成をめざし、一歩先を行く、エアライン教育を展開しています。
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教育目標
高度で実践的な英語力に多言語学習を加えた総合的コミュニケーション力の育成に加え、国際教養人としての知識、スキルを修得し、職業分野に沿って「リテラシー」、「ガバナンス」、「リクリエーション」の3つの系に分類された教育課程を通して、将来の自己実現に向けた就業力を一層高めることを目的とする。
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定員
85名
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取得できる資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状「英語」
- 小学校教諭二種免許状
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主な就職先実績
トヨタ自動車、ヤマハ発動機、村田製作所、三菱商事テクノス、日本通運、西日本鉄道、岡谷鋼機、百五銀行、野村證券、東京海上日動火災保険、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ドリームスカイ名古屋、ジェイアール東海ホテルズ、エイチ・アイ・エス、日本旅行、リゾートトラスト、オリエンタルランド、マガジンハウス、ソフトバンク、東日本電信電話(NTT東日本)、法務省 出入国在留管理庁、長野県庁、名古屋市・愛知県教育委員会、静岡県警察本部 など
※過去5年間の就職先(2020年3月~2024年3月卒業生実績)
学生の声

ホスピタリティの学びを活かし、街づくりと観光について学びを深めています!
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Q1 現在取り組んでいる研究テーマや活動は?
「ウォーカブルな街づくり」をテーマに、歩行者が居心地よく感じる空間の特徴について研究しています。スイスでの海外研修にも参加し、アルプスの田舎町・フジオの街づくりや観光について、現地の人々と交流しながら学びました。ホスピタリティに関する授業で得た、顧客視点からのサービス設計や経営戦略の知識も研究に活かすことができています。
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Q2 学びを通して、成長できたことは?
「一人ではなく、周りの仲間と一緒に学んでいる」という意識をもつようになりました。初めは意見を述べることに躊躇していましたが、友人や教員との些細な日常会話を大切にすることから始め、次第に自分の意見を出せるようになりました。まずは相手と良い関係性を築くことが大事という、コミュニケーションの基本を再認識できたと思います。
※2025年2月取材
教員の声

社会を変えるために自ら行動し、問題解決に導くための力を多彩な学びを通して身につけます!
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Q1 学科・専攻の魅力を教えてください!
国際教養学科では、国籍や文化の違いを超えてさまざまな視点で物事を捉え、社会を変えるために能動的に考えて行動し、キャリアを自ら切り開く力を養います。SDGsを枠組みに、ジェンダー学、メディア論、社会学、ホスピタリティ学など現代社会の問題解決につながる教育を幅広く展開しています。多様な研修プログラムやフィールドワークの機会も設けています。
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Q2 学生たちに期待していることは?
単に英語を流暢に話せば良いのではなく、鋭い思考力を伴って英語で発信できる力をつけてほしいと考えています。そのために、まずは日本語での思考力をしっかり鍛えてほしいです。重要なのは「悩むこと」。悩み考えることで自分自身と向き合うことができ、失敗しながらも前に進んでいけます。そうした経験を通して、自分に自信をつけてください。
※2025年2月取材