EDUCATION
世界教養学部世界教養学科

世界教養学科の特色
リベラルアーツ教育による豊かな教養と確かな語学力を身につけ、
世界の知見をさまざまな課題の解決に活用できる人材を育成する。
世界教養学科
で身につける
語学力×専門性
リベラルアーツ
世界教養学科で実践する「リベラルアーツ教育」とは、幅広い分野の知識や教養を総合的に学ぶことを重視する教育アプローチであり、学生の批判的思考力や問題解決力を育成することをめざしています。
そのため、日本を含む世界の言語・文化・社会・歴史を広く学ぶと同時に、それらを自分のものとして英語だけでなく、複数の言語で発信できる語学力を4年間で身につけることで、世界の知見を日本と世界が抱えるさまざまな課題の解決に活用できる人材を育成します。
こんな方にオススメ!
FOLLOW
YOUR INTEREST
- 世界の文学や文化、美術、音楽、歴史など、
幅広い知識や教養を身につけたい。 - 分野を限定せずさまざまなテーマに
触れてから、
自分の専門分野を見つけたい。 - あらゆる知識を英語で理解し、
世界に通用する教養を身につけたい。




世界教養学科の 特長的な学びのプログラム
「語学力」
を磨くプログラム
全学部共通の「英語基幹プログラム」や「複言語プログラム」、
世界教養学科独自の「専攻言語プログラム」で語学力を徹底的に強化します。
少人数教育を中心とした全学部共通の 外国語教育プログラム
-
英語基幹プログラム
少人数授業により、基盤となる英語力を身につけます。
-
複言語プログラム
世界教養学科ではさまざまな国や地域の学びを深めるために「複言語プログラム」に力を入れています。学生たちは一人ひとりの研究テーマに合わせて複言語を身につけ、授業やゼミナールでの研究に役立てています。
教育プログラム
世界のリベラルアーツを英語で学ぶ 専攻言語プログラム
習熟度別にクラスを編成し、基本文法の確認や構文把握力の育成、語彙力の増強などの基本レベルからスタートし、段階的にレベルアップしながら、高度な文法力や英文の読解力、口頭によるプレゼンテーション能力を身につけます。


4年間の継続した学びで、英語での
発信力を向上させる
Oral Presentation
Advanced Oral Presentation
1年次から基本的な英語のスピーキングとプレゼンテーションのスキルを学び、発音と発言の仕方を練習し、段階的に口頭でのコミュニケーションスキルを向上させていきます。4年次には効果的なスピーチのスキルを磨き、実践的な英語力を身につけます。
リベラルアーツを英語で学ぶ
English Grammar
& LA Reading
Advanced English Grammar
& LA Reading
世界教養学科で専門分野として学ぶ文学・音楽・美術・宗教などの各テーマと連動し、各分野の専門用語を英語で学ぶカリキュラムです。まずは基本的な英文法や文型を復習し、文章の読解力を向上させて土台を築いたのちに、学術的な専門用語や考え方、分析の基礎を英語で学びます。
「専門性」
を磨くプログラム
世界の文化・文学・宗教・社会など、リベラルアーツの学びを2つの「コース」の科目を通して多角的に学びます。
そのうえで、「専門ゼミナール」での専門研究や、4年間の集大成となる卒業研究や卒業論文を通して専門性を磨きます。
世界に通じる豊かな教養を身につける 2つの「コース」の学び
自分の興味・関心の方向性をもとに自分の志向に合わせて所属するコースを選択し、専門分野の学びを深めていきます。所属するコース以外の科目も履修可能です。
-
2年次から始まる専門的なコース科目を
学ぶための基盤をつくる世界教養ブリッジ科目
世界教養学部の両学科の特性を活かし、世界と日本を双方向に学ぶことができるブリッジ方式のプログラムです。さまざまな学問分野について学ぶことで、2年次以降の発展的な学習で学生自身が何を探求していきたいか考えるきっかけとします。
世界を学ぶ「世界教養学科科目」
- 世界の文学と文化
- 世界の美術と音楽
- 世界の民族と宗教
- 世界の政治と経済
日本を学ぶ「国際日本学科科目」
- 日本の歴史と文化
- 国際文化としての日本
- 日本の政治と経済
-
01
世界の文化・文学・芸術など人文系のテーマを学ぶ
ワールドスタディーズコース
世界の文化・文学・芸術などの人文系のテーマを総合的に学ぶコースです。世界の文学・美術・音楽・映画・メディアなど、脈々と受け継がれている文化的な分野の教養をさまざまな地域と時代にわたり、じっくりと考えながら学んでいきます。
特徴的な科目
- ワールドスタディーズ
- 文学と翻訳
- 英語の文学
- 芸術と社会
- 表象文化と批評PICK UP
- 映画とメディア
- ワールドカルチャーズなど
- など
-
02
地球規模で社会系のテーマを学ぶ
グローバルスタディーズ
コース人間・社会・文明などの社会系のテーマを総合的に学ぶコースです。具体的には、人間と社会、政治・経済、自然環境、宗教、ジェンダーといった時代によって変化していく事象を追いかけながら理解し、幅広い教養と批判的思考力を磨きます。
特徴的な科目
- グローバルスタディーズPICK UP
- 東アジアと世界
- グローバル共生
- 心の科学
- 文明と宗教
- ジェンダーとエスニシティ
- 地域振興とツーリズムなど

学問的関心や思索を深める「世界教養セミナー」
正規の授業以外の枠で、芸術鑑賞や自然観察の機会を提供しています。展覧会や舞台芸術の鑑賞などを通して、講義で学んだことを確認し、学問的関心や思索を深めます。
これまでの主な企画
- エンニオ・モリコーネコンサート
~あの音を求めて~ - クラッシックコンサート鑑賞
- 美術鑑賞など

世界で活躍するスペシャリストから学ぶグローバルキャリア講義
映画監督や世界各国の大使館関係者など、文化・教養の世界に身を置くスペシャリストを招いて国際社会の現実を学びます。
これまでの主な講義
- 「周防監督と語る映画『カツベン!』」
講師/周防 正行氏(映画監督) - 「世界を見る眼 -17億のイスラム教徒とどう付き合うか」
講師/内藤 正典氏(同志社大学大学院教授) - 「性の多様性 -いろんな人が共生する社会はラクで、強く、やさしい社会-」
講師/歌川 たいじ氏(小説家・まんが家)


専門ゼミナール
学生は、専門ゼミナール(通称:ゼミ)に所属し、興味・関心を持ったテーマを取り上げて専門研究に取り組みます。さらに、学びの集大成として4年次に「卒業研究・卒業論文」をまとめます。
専門研究(テーマの一例)
- 人間と社会
- 美術とジェンダー
- 国際協力と多民族社会
- 映像と音楽・音響の結びつき
- イタリア映画・視覚文化
- ことばと文化
- 宗教と思想
- 情報システムと情報メディア
卒業論文(タイトルの一例)
- 2.5次元ミュージカルは演劇なのか-演劇とポップカルチャーについての考察-
- Revitalizing Indigenous Languages in Japan: A Comparative Analysis of Japan and Global Case Studies
- AIとメタ認知-AIとの対話を通して英語のプレゼンテーションスキルを高める
- アーティストに対する現代のパトロンに関する考察 ー生成AIの台頭に伴う責任について
OTHER PROGRAMS
その他の特長的な
プログラム・取り組み

中期留学(インターンシップ留学)
※希望者対象2ヵ月間の語学研修と1週間のホスピタリティ研修を受けたあと、語学学校でレセプション業務を行う2週間のインターンシップに参加します。
中期留学先
- グリフィス大学(オーストラリア)
- 留学先大学は変更となる場合があります。

短期留学(海外研修)
※希望者対象オーストラリア・マッコーリー大学では語学力向上のためのプログラムを受講するだけでなく、現地の学生が受ける学部授業を聴講します。多文化共生が進んでいるオーストラリアの課題などを学びます。
短期留学先
- マッコーリー大学(オーストラリア)
- 留学先大学は変更となる場合があります。
(長期留学・中期留学)
はこちら
学生の声

イスラム教のファッションをジェンダーの観点で研究。幅広い教養と柔軟な視点が身につきます!
-
Q1 現在取り組んでいる研究テーマや活動は?
ゼミナールではジェンダーの観点からファッションを考察するため、イスラム教の服装規定とジェンダーの関係を分析し、宗教や文化がどのように影響を与えるのかを議論しています。学びを通して、イスラム教に対して無意識に抱いていた偏見や、「男だから」「女だから」というジェンダーバイアス、LGBTQへの偏見に気づき、多様性のあり方を見つめ直すことができました。
-
Q2 学びを通して、成長できたことは?
入学前は世界教養学科で音楽について学びたいと思っていたのですが、幅広い教養に触れるうちに、宗教やフェミニズムへの興味が膨らんでいきました。固定観念にとらわれない柔軟な視点を養い、多様な視点で文化や価値観を理解しようとする姿勢を身につけることができたと感じています。誰もが自分らしく生きられる社会を実現できるよう、今後も教養を深めたいです。
※2025年2月取材
教員の声

多様な価値観をベースに自文化を客観的に見つめ、世界に通用する教養を深める学科です!
-
Q1 学科・専攻の魅力を教えてください!
世界教養学科は特定の業界・業種へ就職するための学びではなく、幅広い教養を身につけることにより、自らの力で進路を切り拓ける学びを展開しています。宗教や文化の違いなどによって異なる価値観をもつ人々の歴史や背景を見つめ直すとともに、自文化について客観的に見ることにもつながり、新しい視点を獲得することができます。
-
Q2 学生たちに期待していることは?
大学での学びは、世界のさまざまな文化や慣習に対して疑問や気づきをもつことから始まります。自分たちが当たり前だと思っている事象が、他の文化では全く違うと理解することで、異文化に対して開かれた見方を獲得できるようになるはずです。柔軟で広い視野をもち、世界の多様性を尊重できるようになってほしいと願っています。
※2025年2月取材
-
教育目標
英語および複言語の高い運用能力、世界諸地域の言語、文化、歴史、社会などに関する豊かな教養を備え、人文・社会・学際の3分野にまたがる幅広い知的好奇心、豊かな人間性と共感力、批判的思考力、国際感覚を通じて、不確実性に満ちた現代社会がはらむ諸問題の解決に主体的に立ち向かい、世界と地域社会の人々との交流の促進、双方の平和的発展に貢献できる人材の養成を目的とする。
-
定員
90名
-
取得できる資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状「英語」
- 小学校教諭二種免許状
-
主な就職先実績
日産自動車、スズキ、ヤマハ発動機、大同メタル工業、YKK、東陽、ユニクロ、西日本鉄道、日本通運、伊勢湾海運、岐阜信用金庫、明治安田生命保険、全日本空輸(ANA)、ドリームスカイ名古屋、JALスカイ、スイスポートジャパン、羽田空港サービス、エイチ・アイ・エス、日本旅行、星野リゾート、リゾートトラスト、ジェイアール東海ホテルズ、東京ベイヒルトン ヒルトン東京ベイ、日本郵便、蒲郡市役所、愛知県・石川県・福島県教育委員会、警視庁 など
※過去5年間の就職先(2020年3月~2024年3月卒業生実績)
「表象文化と批評」
20世紀以降の文学理論を当時の歴史的背景とともに概観し、提唱者の意図から切り離された「テクスト」として文化事象を分析するための考え方やアプローチ法を学びます。また、文学理論を用いて実際の文学や文化事象などを分析する力(現実と結びつける力)を身につけます。
「グローバルスタディーズ」
アメリカの短編小説や詩、エッセイなどを通じて、アメリカ社会やアメリカと他地域との関係について学びます。課題を通じて、アメリカの人種関係、地理、歴史、社会に対する理解を深めるだけでなく、英語の文学作品や関連文献を「読む力」や日本語と英語で「情報を収集する力」を身につけます。