高校時代から客室乗務員に憧れており、目標に近づくために名古屋外大に入学しました。1年次に体験型海外実習プログラムの「エアライン・トレーニング・スタディ」に参加し、航空会社の施設での訓練を経験しましたが、さらに実践的な知識を身につけたいと思い「航空サービス留学」に挑戦しました。セネカ・ポリテクニックは航空関連のコースをもつ高等教育機関で、ドアオペレーションや機内アナウンス、避難訓練や障がいのあるお客さまの搭乗サポートなど、即戦力を養う実践的な授業を受けることができます。客室乗務員にとって最も重要な業務はサービスやおもてなしと考えていましたが、安全運航に対する高い意識 がつき、「客室乗務員という仕事はお客さまの安全のためにある」という考え方に大きく変わりました。カナダの航空会社について深く知ることができた一方、日系航空会社のおもてなしの質の高さも改めて実感できたことも、留学で得た収穫です。自分も一人ひとりに寄り添った接客をしたい、お客さまの小さな変化に気づける客室乗務員になりたい、とめざす客室乗務員の理想像が定まりました。今後はインターンシップにも挑戦し、目標を叶えられるよう知識を深め、スキルを磨いていきます。(2025年2月取材）

幼い頃からめざしていた客室乗務員への夢に近づくために、「航空サービス留学」に参加しました。名古屋外大でも「エアライン概論」など、航空業界について学ぶ授業を履修していましたが、セネカカレッジではさらに踏み込んで、機内ブリーフィングや緊急時の脱出方法など、飛行機を安全に目的地まで運航するための知識をしっかりと叩き込みました。授業は機内を模した教室を使い、脱出の案内やお子様への機内の説明など、さまざまなシチュエーションで実践していきます。機内アナウンスももちろん英語で行いますが、単語ひとつを抜かしてしまうだけでも安全にかかわるため、間違えないように何度も練習を重ねました。授業を通してカナダの航空会社の安全運航に対する意識の高さに刺激を受けながら、日本の航空会社のおもてなしや心遣いの素晴らしさにも気づけたことが、私にとって大きな収穫でした。実際にカナダの航空会社で働く人々や、航空業界をめざす現地の学生と出会ったことで、「自分がどんな客室乗務員になりたいか」というイメージが明確になったと思います。帰国後の就職活動も高いモチベーションで取り組むことができ、日系の大手航空会社に客室乗務員として内定をいただくことができました。（2024年2月取材）