英語科教員をめざす過程でスキルアップを実感できたのは、3年次の「中等教科教育法」でした。講義で学んだ内容を模擬授業で実践し、教員やクラスメイトからのフィードバックや反省点を次の講義までに改善するという流れをくり返すことで、自分の授業の進め方の良い所と悪い所が明確になり、より良い授業づくりができる力が身につきました。また、オーストラリアの海外研修でも大きな学びが得られました。グリフィス大学の講義で扱ったのは「グロースマインドセット」という思考法。これは自分でゴールを決めずにどこまでも成長しようという思考パターンで、オーストラリアではこれに重きを置いた教育がなされています。帰国後の教育実習でこの手法を実践したところ、生徒たちが生き生きとした表情で学習に取り組んでくれました。卒業後も生徒たちが自ら考えて、自由に発言できる教育を実践していきたいです。
（2024年2月取材）