世界共生学科の学びの基本は、どんなことでも「自分事」として捉え、常に「他」との共生を模索しながら多角的な社会の成長をめざすというもの。学びを通じて、身につけた知識を企業や社会の課題解決に役立てたいという思いが芽生えました。4年間で特に印象深かったのは、権威主義政治や独裁政治について学ぶ授業です。民主主義が浸透している国でも権威主義的な動きがあるという視点は、私に大きな気づきを与えてくれました。3年次にはIT企業でのインターンシップに参加し、社員と一緒にデジタルコンテンツの作成や商品の魅力を伝える戦略を考えました。この経験を通して、さまざまな分野の企業の方や社内外のスタッフと関わりながら課題解決に取り組むコンサルティング業務に挑戦したいという思いが固まりました。私の理想とするコンサルタント像は、企業や社会の「進化と伝統」を共存させること。これまでに得た分析力と幅広い視野を活かし、多文化共生の視点で課題に向き合っていきたいです。
（2025年2月取材）