CAREER
卒業生インタビュー
卒業生インタビュー
航空・旅行
全⽇本空輸株式会社 [ANA]
客室乗務員
細萱 千夏さん
現代国際学部 国際ビジネス学科※ 卒
- 2018年4月 国際ビジネス学科をグローバルビジネス学科に名称変更。
- 掲載内容は2025年2月現在の情報です。
お客さまからの温かな言葉が大きな励みに。
世界の最前線を肌で感じられることも、この仕事の醍醐味です。
客室乗務員として、全日本空輸(ANA)が就航する都市の国内線、国際線フライトに乗務しています。国内線ではキャビンの責任者である主客室乗務員(チーフパーサー)の資格を持っており、国際線ではエコノミークラスの責任者を務めることもあります。業務にあたるうえで常に抱いているのは、「お客さまが機内で過ごす時間をよりよいものにしたい」という想い。お客さまが飛行機を利用する理由はさまざまなので、一人ひとりの状況を察知し、気持ちに寄り添ったお声がけやサービスを心がけています。時折お客さまから「話しかけてもらえて安心した」「ANAを選んでよかった」とお礼の言葉や手紙を頂くこともあり、大きな励みになっています。客室乗務員は、世界の最前線を肌で感じることができる仕事です。就航先の国・地域の文化やオリンピックといった世界規模のイベントなど、その時々で搭乗するお客さまやフライトの内容は変化します。日本と世界をつなぐインフラとしての使命を意識しながら、日々のフライトに臨んでいます。
どんな仕事も、お客さまの笑顔につながっている。
インターンシップで気づいた「業務の意味」は、今も意識しています。
入学当初は具体的な将来の目標がなかったため、興味のあることも苦手なことも、とにかく何でも挑戦するようにしていました。国際ビジネス学科では会計学やホスピタリティ・マネジメントについて学び、企業分析のディベート大会にも出場。ただ知識を得るだけでなく、アウトプットをすることで初めて気づけたことも多かったです。実際に海外で働く経験もしたいと考え、アイルランドでの中期留学で、現地のホテルでのインターンシップに参加しました。最初は「お客さまと関わる業務ができる」と思っていたのですが、与えられた業務は掃除やグラス磨きが多く、理想とのギャップに悩みましたが、自分にできることや業務の意味を考えて行動したことで、「どんな仕事にも意味があり、その先にお客さまの笑顔がある」と気づくことができました。現地のスタッフからも信頼を得ることができ、どんな状況でも前向きに捉え、自分で考えて行動する力がついたと思います。現在の業務でも、「次の便のクルーや清掃係員が働きやすいように機内環境を整えよう」と考えたり、お客さまの要望に臨機応変に対応できる心構えをもって業務に臨んだりするなど、中期留学での経験を活かしています。
授業や海外実習、インターンシップを通して深めた航空業界の知識。
実践的に学んだ経験が、客室乗務員への憧れを強くしました。
航空業界への志望を固めたきっかけは、オーストラリア・ブリスベンにある航空会社の正規訓練施設で実施された「エアライン・トレーニング・スタディ」に参加したことです。客室乗務員の仕事を保安とサービスの両面から実際に体験し、やりがいや魅力に気づくことができました。3年次に参加した空港業務のインターンシップで、社員のみなさんが「仕事が楽しい」と誇りを持って業務にあたる姿を見たことで、航空業界への憧れがより強くなりました。名古屋外大の魅力は、目標に向かって努力する学生が多くいること。私自身、卒業後の進路が明確でなかった時期も、航空業界やマスコミ業界などへの就職をめざして実践的な学びや活動に励む友人たちに刺激を受け、挑戦を続けることができました。「エアライン業界研究グループ」で出会った友人や先輩とは現在も交流を続けており、業務に関する情報交換などをしています。同じ業界で働く仲間が全国にいることは、仕事を続けるモチベーションにもなっています。今後の目標は、国際線の主客室乗務員資格をとり、後進の育成に努めていくこと。お客さまもクルーも笑顔が溢れるフライトをつくり上げられるよう、マネジメントスキルを磨きたいと考えています。ANAには他部署・関連企業へ出向できる機会もあるため、フライト以外の業務も経験して視野を広げながら、航空業界の第一線で活躍を続けたいです。