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12のことばで世界を語ろう

世界は、今、「次」のグローバル時代に向かって新たな歩みを開始しようとしています。英語がグローバルスタンダードとして圧倒的な地位を得た今こそ、英語の次の言語に何を学ぶかが、みなさんの将来にとって大きな決め手となります。世界の現実をしっかりと見つめ、世界の人々と豊かな交流を実らせ、世界を舞台に活躍していくためには、右手に英語を、左手には複言語というツールをしっかりと携えている必要があります。それこそは、「次」のグローバル時代を生きる若いみなさんの務めです。と同時に、複言語の学びをとおして、世界がいかに広く、いかに深く豊かに息づいているかを経験してほしいと思います。名古屋外大では、複数言語の使い手をめざす「複言語プログラム」を全学部・全学科に導入しました。さまざまな言語にぜひチャレンジしてください。

国連公用語とアジアを中心に
経済発展の著しい国々の言語

「多言語」と「複言語」の違いとは?

「多言語」=マルチリンガル(multilingual)とは、1つの国や地域で異なる言語を使う地域が併存している状態を指します。例えば、ヨーロッパのベルギーは、北部のオランダ語文化圏と、南部のフランス語文化圏のように1つの国のなかで異なる言語地域が分かれています。そういう状態を多言語国家(マルチリンガルな社会、国家)と言います。それに対して、1人の人が状況やテーマに応じて、英語やフランス語、スペイン語というように複数の言語を使い分けることを「複言語」=プルリリンガルと呼んでいます。例えば、フランス人がイギリスで働く際、すぐに英語に切り替えたり、スペイン人がイタリアで働く際に、すぐにイタリア語に切り替えたりします。この能力こそ、「複言語の能力」と言い、グローバル化社会において、今後ますます必要な能力と言えます。

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