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株式会社アシックス

ASICS Sourcing (Vietnam) Co., Ltd. 生産移行チーム

外国語学部 英米語学科 卒

谷本 国大さん

※掲載内容は 2024 年 2 月現在の情報です。

谷本 国大さん 谷本 国大さん

ベトナムで「アシックス」のブランドを根付かせ、成長させる。
グローバルな組織づくりを推進させることが、私のミッションです。

日本とベトナムが、同じ目線で事業に向き合っていけるように。
文化や慣習、価値観の違いを受け入れながら、チーム体制を整えています。

スポーツブランドとしてグローバルに事業を展開する株式会社アシックスのアジアの生産拠点であるベトナム法人「ASICS Sourcing (Vietnam)」に出向し、生産移行チームのマネージャーとしての業務のほか、現地の社員を育成し、組織として成長させるという役割を担っています。これまでベトナム法人では、アシックスの日本人社員が現地に赴き、指導しながら業務を進めていましたが、その方法だけではベトナムの組織をなかなか現地化できないという課題があります。双方の社員が目線を合わせ、ベトナムに、ひいてはアジアの生産拠点として周辺国にアシックスの事業をより継続的かつ強固に根付かせるためにも、現地の社員が中心となった組織体制を整える必要があります。そのために、ただ指示を出すのではなく、彼らと一緒になって考え、彼らが主体的に目標や課題に取り組めるよう、日々伴走しています。現地の社員は日本語を話せますが、文化や慣習、仕事に対する意識も日本人とは異なります。日本の価値観を押し付けるのではなく、お互いの価値観や考え方を尊重し合うことが大切です。同じチームの一員であるという想いのもと、協力し合いながらアシックスというブランドを育てています。

英語学習にかけた時間は、1 年間で 1,500 時間以上。
徹底的に語学力を磨くとともに、コミュニケーション力を高めました。

高校の修学旅行で海外に行った際、英語で現地の人に話しかける機会がありました。つたないながらも自分の英語が通じた嬉しさを忘れられず「もっと英語を追究したい」と思い、名古屋外大への進学を決めました。入学後は教員からの「1年間で1,000時間英語に触れると、語学力が伸びたと感じる瞬間に出会える」という言葉を受けて、時間の記録をつけながら語学学習に励みました。結果として学習時間は1年間で1,500時間を超え、TOEFL®️の目標点数をクリアすることができました。「自分の発言した英語を録音して聴き直す」という勉強方法を繰り返したことも、リスニング力の飛躍的な向上や発音の改善につながったと思います。名古屋外大では外国人教員と交流できる機会が多くあり、日常的に英語が飛び交う環境にいたため、英語で自分の意見を発言する自信も十分に身につきました。3年次にはオーストラリアへの長期留学にも挑戦し、「文化・歴史」や「ツーリズム」などの授業を受けました。学生寮でルームメイトとなったインド人学生をはじめ、さまざまなルーツや文化的背景をもつ学生と出会ったことで、国際的なコミュニケーションスキルも高めることができました。

英語を追究し、世界の広さを知ったからこそ
「日本の商品を世界に伝える」という仕事を見つけました。

名古屋外大での学びや国際交流、オーストラリアでの長期留学を通して、価値観の多様さや世界の広さとともに、日本の素晴らしさにも気づき「日本の商品を世界に伝える仕事がしたい」と考えるようになりました。アシックスは日本を代表するスポーツブランドでありながら、実は海外の売上比率が高く、グローバルに展開している企業です。野球に打ちこんでいたこともあり、アシックスの商品は自分にとっても思い入れのある存在。「大好きなスポーツに関わりながら、日本の商品を世界へ届ける」という仕事は理想そのものだと思い、入社を決めました。実際に働き始めてから実感しているのは、ものづくりの仕事は想像以上に海外との関わりが多く、どの拠点にいても海外のスタッフや工場とのやりとりが欠かせないということ。海外出張の機会が多いだけでなく、日本の本社にもさまざまな国や地域から集まった社員が在籍しており、グローバル企業としての成長を続けています。今後も世界各国のメンバーと力を合わせて、アシックスの商品を世界中へ届けていきたいです。

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