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日本通運株式会社

静岡支店 浜松事業部 浜松航空事業所 国際貨物課

現代国際学部 現代英語学科 卒

小川 実月さん

※掲載内容は 2024 年 2 月現在の情報です。

小川 実月さん 小川 実月さん

世界に広がるネットワークを活かした「国際輸送のコーディネーター」。
多様な価値観を理解したコミュニケーション能力を発揮しています。

お客さまの期待に応えるため、
世界の動きに注視しながら臨機応変に対応しています。

世界に49ヵ国、718拠点のネットワークと、陸・海・空を駆使した輸送モードで物流サービスを展開する日本通運。私は国際輸送部門で、お客様の要望に合わせて輸送ルートをコーディネートする、法人営業を担当しています。輸出入する国やお荷物によって手配する内容はさまざまなため、トラック・船・航空機の手配から、国際規則の確認、関係各所の調整まで、幅広い要素をパズルのように組み合わせて輸送 手配を行っています。私が現在勤務する浜松エリアにはものづくり企業が多く、素材や部品、完成品などが国境を越えてダイナミックに行き交っています。そこで注意しなければならないのは、国際輸送は必ず世界の動きの影響を受けるということ。例えば、天候不良による遅延欠航、祭日による荷物の増減。国際情勢によってはリスクの高まる地域の航路変更など、イレギュラーな事態が起こることは珍しくありません。日々、各国の仲間たちと情報交換を行いながら輸送調整を行っています。日本にいながらも常に世界が隣あわせているような感覚で働けることに、楽しさとやりがいを感じています。

興味を持ったら何にでも挑戦できる。
それが名古屋外大の良いところ。

大学ではとにかくいろんなことにチャレンジしようと決めていました。ビジネスや社会学など幅広く学べる現代英語学科を選んだのもそれが理由です。1年次の「PUT(パワーアップチュートリアル)」では、外国人教員との会話に最初は戸惑いましたが、思い切って発言することを繰り返していくうちにスムーズに話せるように。英語力に自信がつくと、話すべき内容や知識をもっと蓄えたいと思うようになり、著名人を招いた特殊講義やエアライン希望者向けの海外研修、ボランティアや茶道部など、興味を持ったあらゆる活動に参加、学科の勉強にとどまらず、幅広い分野にわたる教養と豊かな感性を磨くことができました。3年次には韓国へ長期留学をしました。同じ東アジアでも日本とは異なる価値観を持った人が多いことに気づき、異なる考え方や習慣を受け入れる素地を培うことができました。

相手を受け入れ、きちんと主張できるのは、
学生時代にさまざまな国際交流を経験したから。

私の職場では、日常的に国籍を問わずさまざまな人と関わります。国ごとに法令や商習慣なども異なるためビジネスに対する捉え方も多種多様です。メールでのやりとりは主に英語で行い、情報を正確に伝えるコミュニケーションの難しさを感じることもあります。そのためまずは相手の立場を受け入れて、伝えるべき主張は伝える姿勢を大切にしています。自分の理解にこだわらず、互いの違いがどこにあるのかを意識し、その違いを埋めていくことがコミュニケーションの秘訣だと考えています。そうした姿勢は、大学時代の外国人留学生との交流や留学などの経験によって身についたものです。今後も国際輸送の部門で経験を積みながら、国内外の垣根なく働いていきたいと思っています。働き方の面ではワークライフバランスも大切にして、今の環境を保ちながら仕事と家庭を両立していくロールモデルになりたいです。

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